以前から問題になっていたことですが、陸上競技で女子が身につけるユニフォームの露出が増えたことによって、不謹慎な目的で流出する被害が増えています。
SNSやYouTubeなどでちょっと検索すれば、そういう目的の画像や動画はいくらでも見つかります。
真面目に協議に打ち込んでいる選手からしたらたまったものではないでしょう。
でも、こういう生理的というか生き物の本能的な欲望を抑え、被害を減らすためにはもっと根本的な対策が必要な気がします。
陸上競技の女子選手の性的画像被害でJOCが対策に乗り出すとらしいが
【実態把握へ】JOCが性的画像の対策、女子選手が声上げhttps://t.co/vbQEj0w0bg
女子選手が競技会場で性的な意図で写真を撮影されるなどの被害拡大を受け、日本オリンピック委員会が対策に乗り出すことがわかった。
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 12, 2020
記事の中では成人だけでなく中高生の陸上競技などの大会に潜入して盗撮される被害が出ているという。
女子選手からJOCに相談があり、今後調査を進め声明文を出し具体的な対策を行うことになっています。
実際にどんなことをするのかまではわからないので、これが効果があるのかどうかは分かりませんが、腰の重いJOCが動いたというだけで多少の効果は期待できるのかもしれません。
陸上以外にも競泳・体操など他にもいくらでもターゲットは多い
しかし、陸上競技に限らず女性アスリートを性的対象として盗撮するという被害は昔からありました。
競泳をはじめ、体操・新体操、ビーチバレーなど肌の露出や体のラインが分かりやすいユニフォームはターゲットされやすいです。
陸上なんて昔はそうでもなかったのですが、最近はセパレートタイプのものが増えたことにより、狙われやすくなりました。
記録を出すためには抵抗を減らすために、どうしてもそういうユニフォームになってしまうのは仕方がないのかもしれません。
特に外国人選手は抵抗なく身に付けますから、日本人選手も最近はそれに合わせざるをえなくなっているのも実情なのでしょう。
今回は陸上競技が話題になりましたが、全ての競技で対策を打たないとダメでしょう。
陸上競技の性的画像被害を減らすにはユニフォームの規定改定が必要
しかし、JOCなどがいくら対策をしようとも、性的な欲望というのは止めるのが難しいです。
ある意味正常な欲望であるのですが、それが間違った方向に向かったような形です。
もし、根本的にアスリートの性的画像の被害を食い止めるのであれば、ユニフォームの規制(レギュレーション)を大きく変えるしかありません。
例として、ムスリム(イスラム教)の女性が身につけるようなユニフォームなどが良いかもしれません。
イスラム圏の女性は外では肌を露出するのが宗教的に禁止されており、競技に参加するときも例外ではありません。
そのため、頭を覆う頭巾(ヒジャブ)や体全体を覆う全身タイツのようなものを身に付けています。
こうすれば肌の露出も減るので変にターゲットにされることはありません。
どうせなら、陸上競技も全選手がこのタイプのユニフォームを身につけるようにすればいいのです。
そうすればユニフォームによるハンデもなくなりますし、変なカメラ小僧がよってくることも減るでしょう。
ただ、身に付けているものが増え抵抗が多くなるので、タイム更新などに問題がありますが、そういう時は非公開の大会で記録を狙えばいいのです。
オリンピックのように順位を競うものであれば、肌の露出が少ないタイプのユニフォームで良いでしょう。
なんか変な気もしなくはないですが、記録を取るか被害をなくすか、難しい選択ですが、今後の対策の1つとして検討しても良いかもしれません。