2019年7月の参議院選挙、N国やらなんだで一部盛り上がっていましたが、意外と注目を集めていたのが「れいわ新選組」の山本太郎氏です。
(新撰組ではなく、新選組が正解)
彼は、毎回ユニークな言動や行動で注目されておりますが、有権者を増やすのには苦労している感じに見えます。
ところで、今でこそ政治家として真っ当な活動をしている山本太郎氏ですが、彼と同世代または前後の世代からすると、あのイメージが真っ先に思い浮かびませんか?
かつて「メロリンQ(キュー)」として世間を風靡したことを!
あれから30年以上経っているのですが、私からすると山本太郎氏は未だに「メロリンQ」のイメージしか思い浮かびません。
まずはとにかく「メロリンQ」ダンスを見て欲しい
まずは、ともかくメロリンQを見て欲しいです。
(直接動画を貼り付けると、大人の事情が絡んでくるので、以下のリンクからどうぞ)
いかがでしたか?
ここ最近の山本太郎氏しか知らない世代には、あまりのギャップに驚いたのではないでしょうか。
最近は色々な動画が見られるので「山本太郎」で検索すると「ダンス」とサジェストが出てくるので、そこから知った人もいるかもしれません。
あのダンスはとにかく強烈!
そんじょそこいらの芸人顔負けです。
当時からキャラが突き抜けており、完全に振り切ってますよね。
もともと「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の「ダンス甲子園」という企画があり、その中でメロリンQとキャラで頭角を表したのが山本太郎氏でした。
ダンス甲子園は、ガチでダンスをやっている高校生のコンテストの企画で笑いの要素はなかったのですが、メロリンQが入ってきたことで、完全にお笑いに振り切りました(笑)
ダンスのスキル云々は置いといて、とにかく放送当時はあのキャラクターが大人気でした。
参加していたダンスグループ名が「アジャコング&戸塚ヨットスクールズ」とつけるところも、当時から独特の感性があったのですね。
(多分今の時代だったら、こんな名前はNG出されるでしょうね)
当時はネットがありませんから、ともかくテレビが話題の中心でした。
元気が出るテレビ自体も人気番組でしたから、その中でも大人気だったメロリンQ 。
当時のバラエティでは素人高校生ながら、超有名人でした。
ダンス甲子園で山本太郎が名乗った「メロリンQ」とは何だったのか?
実際の映像を見てもらうとわかるのですが、何かにつけて「キュー」という決め台詞でギャグをしていました。
しまいには視聴者から「〇〇Q(キュー)」のコーナーまで出来たくらいです。
とことで、「メロリンQ」ってそもそも何なのでしょう?
山本太郎氏自身が語った所によると、次のような経緯から生まれたようです。
メロリンQというフレーズは、小学生時代に短期ホームステイ先のフィリピンで食べた「バナナQ」というデザートが由来だという。ただ語呂が悪いと言うことでメロンQ→メロリンQへと変化したとのこと。
ダンス甲子園からの引退以来メロリンQの芸を行っていないが、議員となって以降も「営業案件になるため、相応のギャラを頂ければ、今でもやる。」「封印している訳ではなく、人類最後の日に再びやろうと思う。」とインタビューで語っていたそうである。
まあ、メロリンQなんてワケわからない言葉(ワード)を大きなリアクションとハイテンションで笑いに変えてしまうところはさすが関西人、というより山本太郎だからこそ出来た芸と言えるでしょう。
山本太郎にとってメロリンQは黒歴史ではなく誇りらしい
山本太郎氏は、その後高校を中退し芸能界入りします。
当初はお笑いタレントになると思われたのですが、なぜか俳優として活躍します。
どうもフリートークが苦手らしく、お笑いだと長く活動できないため俳優に転向します。
そこで演技の才能が開花し、その後活躍の場を広げました。
そして、いつの間にか政治活動もするようになり、国会議員になっていたわけです。
まさかメロリンQが国家議員になるなんて、ビートたけしさんでも想像していなかったでしょうね。
今では、あの当時のメロリンQの片鱗すら見えず、もしかするとあの時代のことは黒歴史化しているのかと思っていたのですが、そんなこともなかったようです。
質問「未だに『メロリンキュー』って言われることについて、どう思いますか?」
山本太郎「最高です!!私の誇りです!! 私の目標は、彼(メロリンキュー)を超えることです」pic.twitter.com/8OZBXQh5vp
— イチカジ ソウコウ【タカラ鉄美&れいわ新選組応援!!】 (@Soco_Ichikaji) 2019年7月6日
むしろ、あの時があって今の自分があるというのをよくわかっているのですね。
政治思想云々は置いといて、ここまで長く芸能界、そして政界で活躍できている点は素直にすごいとは思います。