2022年に入ってからというものの、どこもかしこも値上げのニュースばかりです。
原油高、材料高で企業努力で価格を維持できないというのが決まり文句のようになりつつあります。
確かにその通りなので、値上げはやむを得ませんが、やはり痛いですね。
そんな中、ロッテのお菓子やアイスも値上げするとになったのですが、一部の商品は中身を減らすことで対応するケースも。
かつては公表せずに黙って内容量を減らす、いわゆる「ステルス値上げ」が横行していたのですが、もはや隠すことすらしなくなりました。
コアラのマーチとパイの実の中身が減ってしまう!
ロッテ「雪見だいふく」など値上げ コアラのマーチは内容量減https://t.co/I66vfYe9T6
ロッテは「雪見だいふく」などアイスクリーム58品の希望小売価格を6月出荷分から、順次値上げすると発表しました。「ガーナミルク」などの菓子24品も7月5日発売分から順次出荷価格を引き上げるといいます。
— 毎日新聞 (@mainichi) April 22, 2022
ロッテが値上げを発表したのですが、今回は全て値上げするわけではありません。
「コアラのマーチ」と「パイの実」については、価格は据え置きになるものの、内容量を減らすことで実質値上げになります。
- コアラのマーチが50gから48g
- パイの実シェパックが133gから124g
こう見ると大したことなさそうに見えるのですが、企業としてはこれでかなり節約になるのです。
なぜ全て値上げせず、一部の商品は内容量を減らすことにしたのか、理由ははっきりしません。
おそらく値段を上げると売り上げが下がるだろうと予想して、据え置きという判断をしたのだと思います。
いくらマリーンズで佐々木朗希投手が大活躍しても、値上げを避けることはできないのですね。
企業努力は「ステルス値上げ」だけでは対応できないほど苦しいのか
数年ほど前までは、値上げをすると売れなくなるため、中身をこっそり減らすということが各企業で横行していました。
特に公表せずに行うにので、身を隠して飛行するステルス型戦闘機の名前をもじって「ステルス値上げ」と呼ばれ揶揄されていました。
しかし、もはや隠し通すことができないほど、原油高、原材料費が高騰しているため、各企業が次々と値上げすることを公表するようになりました。
そんな中、ロッテは内容量を減らすことも堂々と公表したのは驚きです。
もはやステルス値上げとはいえませんが、今後追随する企業・メーカーは増えるではないでしょうか。
日本もなかなか不景気から抜け出せないですね。
もう、過去のようなバブルの時代は訪れことはないのかもしれません。