「既存」の正しい読み方は「きぞん」「きそん」どちらが正しいのか?

自分では間違えていないつもりでも、実は勘違いしていた漢字の読み方って結構あるのではないでしょうか。

今回取り上げる「既存」という漢字もその1つです。

この漢字は社会人になってからよく使うことが多いかもしれません。

白状すると、私自身も数年前まで読み方を勘違いしていました。

スポンサーリンク

「既存」の正しい読み方は「きぞん」「きそん」どちら?

「既存」

既に存在していること・ものという意味で、社会人になってビジネス文書などを書くときによく使うことが多いかもしれません。

既存は「きそん」と読むのが正解です。

「きぞん」は形式上は間違いになります。

(なぜ形式上なのかは後述します。)

 

個人的には、数年前にテレビか本で既存の読み方について指摘する話題があり間違いに気付いたのですが、今でもつい「きぞん」と読んでしまうことはあります。

既存の読み方については忘れたことに様々なメディアで取り上げられることがあり、一昔前のものですが、こんなツイートを見つけました。

女性ファッション雑誌のRayでもこういうことを取り上げるくらいです。

今回はこれがきっかけで既存という読み方は勘違いしていたということを思い出し取り上げてみました。

スポンサーリンク

現在は「既存」を「きぞん」「きそん」どちらを使っても問題なし

既存が「きそん」と読むのが正しいということは紛れもない事実なのですが、実は1つ気になることがあります。

それはパソコンやスマホで「きぞん」と入力すると「既存」と変換されることです。

 

これは特に個人で辞書登録したというわけではなく、まっさらな状態で入力しても同じように「既存」と変換されます。

これはどういうことなのでしょうか。

まさか、勘違いしている人が多いので「きぞん」でも変換させるようにしているのでしょうか?

 

調べてみると、現在では「既存」を「きぞん」「きそん」どちらで読んでも正しいとされていることがわかりました。

今では国語辞典にも既存の読み方は「きぞん」「きそん」両方とも書かれているものが増えています。

さらにNHKも2014年の放送用語委員会にて「きぞん」を受け入れ、「きそん」と「きぞん」を同等に扱うことになりました。

世論調査の結果からも「きぞん」の読みが一般化していることが決め手となったそうです。

 

社会人になるとビジネスマナーなどで、正しい漢字の使い方・読み方を厳しく指摘されることがありそうな気もするのですが、おそらく「既存」については、上司も含めて「きぞん」と思っている人が多いのかもしれません。

実際、私も「きぞん」と読んで指摘されて記憶は1度もありません。

それに今更、他人が「きぞん」と読んで間違えてるよと、わざわざ言う気にもならず、どちらでもいいかと思っています。

 

ちなみに「既存」と同じような読みからでは、

  • 依存(いそん・いぞん)
  • 共存(きょうそん・きょうぞん)
  • 現存(げんそん・げんぞん)
  • 残存(ざんそん・ざんぞん)

などがあります。

これらの漢字は今までは「~そん」が正しいとされていましたが、今は「~ぞん」と読まれることが普通になりました。

(もちろん〜そんと読んでも間違いではない)

 

漢字も読み方も、気づかないうちに正しいと思い込んでいるものが結構あるのかもしれません。

スポンサーリンク

ビジネス文書で使われることがある次の漢字読めますか?

最後に少しおまけ。

Rayのツイートでもう1つ面白いものを見つけました。

これらの漢字も時々、ビジネス文書で目にしたことがあるかもしれません。

読めますでしょうか?

 

正解は上から順に

  • 序に(ついでに)
  • 態々(わざわざ)
  • 返戻(へんれい)
  • 時偶(ときたま)
  • 不束(ふつつか)

です。

 

ただ、この中で日常的に使う漢字は「返戻(差し出した人に戻ってくること)」くらいではないでしょうか。

郵便が返戻されるなどと使います。

 

それ以外の4つは、読み方がわかれば、意味はなんとなく理解できます。

ただし、今はビジネス文書でもこんな漢字使う人は少ないのではないでしょうか。

使っているのはそれこそ年配者くらいでは。

(2020年で40代の)私がみても、この漢字が使われている文書をみると古臭く感じます。

おそらく、普通にひらがなで書いても全く失礼に当たることもないような気がします。

 

ただ、漢字の表現が失われるのは、それはそれで問題なので、今度また時流が変わり、普通に使われるようになるかもしれません。

やはり、歳をとっても日本語や漢字の勉強はしておいた方が良いのかなとも感じます。