山下達郎さんは、ジャニーズ所属のタレントに曲を提供しているのはファンからしたら有名な話です。
代表的なのはKinKi Kidsの「硝子の少年」です。
1997年に発売されているのですが、今でもずっと歌い続けられている名曲です。
そしてもう1つ、意外と知られていないのが近藤真彦さん(マッチ)に提供した「ハイティーン・ブギ」です。
1982年発売で、今でもマッチの代表曲の1つです。
このハイティーン・ブギ、山下達郎さん本人が歌ったバージョンがあるのですが、長い間音源化されていませんでした。
時々ライブで歌うことはあるのですが、なかなか表に出てきませんでした。
しかし、2020年に山下さんのラジオ番組で音源が初めて公開され話題となりました。
私も実際に聞いてみたのですが、色々と面白いポイントがあります。
今回は山下達郎バージョンとマッチのオリジナルのハイティーン・ブギを聞き比べて感想を簡単にまとめました。
近藤真彦と山下達郎の「ハイティーン・ブギ」を聞き比べ
まずは山下達郎バージョンの「ハイティーン・ブギ」から。
こちらからどうぞ。
続いてマッチ(近藤真彦)版。
こちらからどうぞ。
いかがでしたでしょうか?
まずはなんと言っても達郎さんバージョンのハイティーン・ブギがようやく聴けたことの感動が先に来ました。
そして、いうまでもなく歌がうまいですね。
ただ、歌詞はどうしてもツッパリがテーマなので、達郎さんが歌うと浮いてしまう部分はありますね。
まあ、それはそれで楽しめますね。
そして、マッチ版のオリジナルのハイティーン・ブギをすごく久しぶりに聴いたのですが、歌唱力ってこんなだったけ。
まあ、当時からマッチは歌がちょっとアレとは言われていましたけど、ヤバイですね。
達郎さんのと聞き比べると尚更です。
でも、この曲はギターがかっこいいですね。
氣志團万博で達郎さんがハイティーン・ブギをやって、綾小路翔が感動した泣いたとか泣かないとか言われてますが、生でみたら鳥肌が立ったのではないでしょうか。
あとは、やはり硝子の少年の達郎さんカバー。
これは達郎さんが歌うと、また違った良さがありますね。
実際に歌ってるものはこちらからどうぞ。
ハイティーン・ブギは元々漫画が原作の作品
ちなみに「ハイティーン・ブギ」ですが、この曲はマッチが主演の映画主題歌です。
そしてこの作品は、元々牧野和子さんの漫画が原作になっております。
実は少女漫画なのですね。
両親とは死別し叔母夫婦に育てられる女子高生、バイクを乗り回す、リーゼントに革ジャンの不良少年(実は某財閥の御曹司)ラブストーリーです。
ストーリーも少年は暴走族から足を洗おうとするが、主人公の女子高生が騙されを輪姦されるなど結構ハード。
その後は2人で暮らし様々な困難を乗り越えるという話(のはず)です。
興味があれば漫画版を読んでみるのもいいかもしれません。
ちなみにマッチ主演の映画はDVD化されていないようで、正統な方法で見るのは難しいようです。