新型コロナウイルスの影響により、スポーツの大きな大会は軒並み中止になっています。
最近は少し落ち着いたとはいえ、完全に終息したわけではないので観客を少なくするなど、なかなか今まで通りには行きません。
そんな中、開催するかどうか注目されていた2021年の箱根駅伝。
ここにきて「無観客」で開催されることとなりました。
しかし、駅伝やマラソンは他のスポーツ競技とは異なるので、そう簡単なものではありません。
もしかすると、後になって中止するという可能性もまだまだあります。
2021年の箱根駅伝は無観客で開催の予定
【箱根駅伝も無観客で開催へ】https://t.co/xorGFhFAAW
関東学生陸上連盟は20日、今年度の主催大会を新型コロナウイルス感染拡大抑制のため無観客で開催することと、応援自粛を求めることを発表。同連盟は毎年1月に行われる箱根駅伝も主催。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) September 20, 2020
これは主催する関東学連も思い切ったことをしましたね。
すでに10月に行われる予選会は会場に観客をいれず無観客で行うことは決定していました。
しかし、本番である1月2日と3日の大会はどうなるかわかりませんでした。
それを無観客で開催すると決定しました。
おそらく関係各所と様々な調整をして、なんとかここまで漕ぎ着けたのでしょう。
箱根駅伝を「無観客」にしても勝手に人が集まる危険は十分あり
箱根駅伝を無観客で開催。
つまり沿道での応援は自粛してくださいということです。
野球やサッカーなどスタジアムを使う競技であれば、入口で入場制限などすればコントロールすることは可能です。
しかし、道路という公道を使う競技となると、そうはいきません。
極端なことをいえば、チケットを買うことなく場所取りさえできればタダで観戦できますから、自然と人は集まってきます。
主催者側は沿道の住民などには応援自粛を要請しています。
多分、住民はこういう時期だからと自粛してくれるでしょう。
でも、そうではない人々が遠くから勝手に押し寄せてくる可能性は十分考えられます。
きっと、いくら良心に訴えても、ちょっとぐらいなら大丈夫だろうと沿道に押し寄せる人が多そうな気がします。
警備をする警察などから中止を要請されてもおかしくない
いくら箱根駅伝を無観客で開催すると言っても、やはり限界があります。
仮に観客が沿道に来ないように警備するといっても、東京から箱根という長距離では限界があります。
関東学連の学生や警察が警備をするのでしょうけど、とても押さえ切れるものではありません。
その辺は警察とも十分話し合いをしたのは間違い無いでしょうが、観客が来ないように押さえ込むのはほぼ不可能です。
一度は開催したと言ったものの、今後の動向次第では警察がやはり無理と判断する可能性は十分あります。
そう考えると、やはり箱根駅伝は中止にせざるを得ないかもしれません。
警察も新型コロナの感染者を出したくないでしょうし。
ちなみに無観客でも開催して欲しいと願うのは学生以外だと、日テレでしょう。
独占して放送できますし、無観客なら視聴率も上がりますからね。
きっと日テレが箱根駅伝開催を強く押し切った気がしてなりません。
もし、そこまでやりたいのであれば、日テレ系列の社員を日本全国から総動員をかけて、全員で沿道警備するくらいの覚悟でやって欲しいですね。
やるというなら、それくらいの責任は負わないと。